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「ご…ごめん…なさいッ……あのッ……あ…たし…
これから、用事…あるからッ……」

泣きそうな自分を必死に抑えて、屋上を出た。

「……クス…可哀想ねぇ○○ちゃん。恭弥が居なかったら何もできなさそうじゃない。」

普通に、笑って。
「………」
雲雀は、何も言えなかった……。



―教室



はぁッ はぁッ はぁッ……

怖かった。

すごく。
怖かった……。

あんな二人も見るのは、もういやだ。
あの二人が幸せになるのも。

でも、もう遅いんだね…。


不意に、透明の粒が頬を伝った。
閉じ込めたはずの、涙が。

「ッ……う……うぅッ………」

何で。


何で、こんなことになっちゃったんだろう…。

廊下を歩いていると、声を掛けられた。

「○○さん!!」
「…沢田、君……?」

ツナだった。

「あの……俺この間…聞いちゃったんだけど………。」

ツナが急に、深刻な顔をした。


ツナは、雲雀が○○と別れた理由を、言った。
ツナはあの時、偶然通りかかって、聞いていたのだった。

「え………何…それ……」
「だ、だから…雲雀さんは、君を守るために…」
○○は、すくッと立ち上がった。

「…バカじゃないの……雲雀さん……ッ!」

一言、ぼそりといって。
○○は、走り出した……。



―応接室



「恭弥ぁー…つまんないー」
応接室では、ソファに座って雲雀に話をかける紅亜が居た。
「僕は今風紀委員の仕事してるんだけど。」
「もー…じゃあ仕事とあたしどっちが大切なわけぇ?」

紅亜が、怒り交じりに言った。

「…………僕は…――」
「雲雀さんッ」

応接室のドアを勢いよく開け、○○が入ってくる。
「ちょっと…何なの○○ちゃ……」
「雲雀さんのバカ!!」

○○はそういって、雲雀をおもいっきり叩いた。

勢いのある、音。

「何でッ……何であたしが虐められるからって…別れるのさ……!!」
「何で……知って……」
「聞いたよ!全部……全部沢田君から聞いた……」
「……え……」

「ッ……雲雀さんのバカ……
あたしが虐められるからって……何で別れる必要があるんだよぉ…
自殺なんてッ……するわけないじゃんか……
なんでッ……死ぬかもなんて…あるわけないじゃんかぁ……

そんなに……そんなにあたしは雲雀さんにとって弱い人間なの…?
そんなに頼りないの……?
自分のことは自分で決めれるよ…あたし…雲雀さんを殴れるくらい…立派じゃんかぁ…


あたしはッ………虐められることよりッ………

紅亜さんと雲雀さんが楽しそうに笑ってるのみたり…雲雀さんと一緒に居られない方がッ………」






〃ずっと   辛いんだよ……〃


これじゃあ、あたしのせいじゃんか。
雲雀さんのせいじゃなくて、あたしのせいになるじゃんか。


ねぇ、雲雀さん。
お願いだよ。今からでもいいから。
また一緒に
この学校を歩こうよ………。




――雲雀は立ち上がって、言った。

「………ごめん……。」

そういって、○○の涙を親指の腹で拭った。
「…僕は……別れて…君を守るつもりだった……
でもそれは逆に………○○を傷付けてたんだね………」


雲雀は、○○を抱き締めて。




〃……ごめん………〃




「うッ……うえぇえ……バカぁ……!!」

「これからは…ずっと…一緒だから………。

…もう一回…付き合って…」


「……うぅッ……あ……当たり前じゃんかぁあ―――………」



あのね、雲雀さん。

あたし、思ったんだよ。

やっぱりあたしは、まだまだ雲雀さんのことしらないけど。
これから時を重ねて

一緒に歩いていこう。

知らないなんて当たり前だよね。
これからも


ずっと



ずっと





一緒に



居て下さい。



―おまけww―


あのあと、紅亜やその仲間たちは見事に雲雀にボコされたのだった……。
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泉井 緋紗

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